ヒートテックの原理、仕組み、効果まとめ♡「暖かくない」への対処法も
寒くなると必ず着るヒートテック。薄いのに暖かくて欠かせないアイテムです!ヒートテックはなぜ暖かいのか、どんな効果があるのかわまとめてみました。ヒートテックの寿命や洗濯方法まで♪
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お気に入り冬の必需品ヒートテック!
ヒートテックのうたい文句は、「発熱、保温、速乾、薄さ」。
吸湿発熱素材、吸湿発熱ウェアと呼ばれることもある。
日本では、2003年にユニクロが「ヒートテック」を発売するなどがあり、定番商品となるくらい一般に普及した
いやしかしヒートテック優秀すぎる。あつい
— 春屋ふぇん (@haruya_fen) 2015, 10月 23
ああ寒すぎるヒートテック着てきてもよかったなあマフラーもほしいなあ
今日授業終わるの遅いしなあ
— Sachiho Tamura (@ts_eg12) 2015, 10月 25
そろそろヒートテック必要かなぁ
— ししょー先輩 (@shisho02983) 2015, 10月 26
1、ヒートテックの原理とは?
「ヒートテックが発熱するのは、『吸湿発熱』という原理によるものです。人間の体は、とくべつ汗をかかなくても、1日約800ミリリットルの水分を水蒸気として発散しています。この水蒸気は運動エネルギーを持っていますが、繊維に吸着したときに、運動エネルギーが熱エネルギーに変換されます。これが発熱の原理です」
ヒートテックでなくてもこの吸湿発熱はどんな繊維でもおこる。つまり、今着ている服でも吸湿発熱はおこっている。ヒートテックは、この吸着熱が、衣服の内側(皮膚に近いほう)で、たくさん発生しているというのがポイント
2、ヒートテックの仕組みとは?
元々ヒートテックの仕組みは
「肌に密着をして肌表面と、布にある熱を一切逃がすことなく水蒸気だけを逃がす」
仕組みとなっています。
2−1、繊維の関係
自分では気づきにくいが、私達の体からはいつも汗が出ている。汗は水蒸気として空気中に放出されるが、そのときに服の繊維と「衝突」して熱が発生する。ヒートテックでは水とくっつきやすい、特殊な化学繊維のレーヨンを使う。
発生した熱を閉じこめて温度を保つ魔法瓶のような機能を、別の化学繊維のアクリルが担う。
1本のアクリルは、マイクロアクリルと言われる非常に細い繊維が集まってできている。その断面は、すき間だらけで、空気を取り込みいわば「断熱層」をつくる。熱を衣服内に閉じ込めることができるのだ。
2−2、蒸発との関係
1. 水蒸気の吸着を できるだけ皮膚に近い部分で起こるようにしています。
(外側で起こるほど 人は温かさを感じにくい)
2. 吸着した水分が できるだけ速く外へ拡散させるしくみ
(毛細管現象等)があります。
3. 外側へ出てきた水分を できるだけ速く蒸発させるしくみ
(繊維の表面積を広くする等)があります。 (2.と3.のしくみがあるので、着用後の数分間だけ暖かいわけではなく
長時間暖かく感じます。
吸湿速乾の機能性下着やユニフォームは このしくみを使ってます)
4. 3.の蒸発するときに 熱を奪いますので、布生地の内側と外側が
しっかり断熱されるしくみ(内部にしっかり空気の層を確保する等)があります。
5. 1.~4.まで どれか一つでも 大きく劣っていると、
そこが 暖かさを感じる度合いを 大きく下げてしまいます。
なぜヒートテックは発熱するのでしょうか。